南海トラフ地震対策について
南海トラフ地震対策について、第5期行動計画の評価・総括と、第6期行動計画における減災目標の設定方法、新たな国の被害想定を踏まえたバージョンアップの取り組みを知事に尋ねています。宅地液状化防止事業について、本県の沿岸部で液状化が集中して予想されている中で、全国的に活用事例が少ない事業をぜひ進めるべきと述べています。また、能登半島地震で陸上自衛隊がホバークラフトで道路啓開用重機を海上輸送した事例に触れ、本県の道路啓開計画に孤立解消まで啓開日数を要する区間が多数残されている点から、ホバークラフトの上陸可能地点を調査・選定し、海上輸送を考慮した道路啓開計画を準備することが必要と述べています。さらに、能登半島地震で約11万戸が断水し避難所でトイレが使用不能となった深刻な課題とそれによるエコノミークラス症候群の懸念を挙げ、石川県内のし尿処理施設7か所が稼働停止となり約3週間での復旧が3施設にとどまった実例から、本県におけるし尿処理の広域的な連携体制構築と十分な処理体制確立の必要性を林業振興・環境部長に尋ねています。加えて、本県の想定では全壊だけで約15万3,000棟と能登半島の約5倍近い見込みの中で、能登半島地震で解体完了棟数が約30%にとどまり解体業者確保や宿泊施設確保、廃棄物広域処理が課題となった事例を踏まえ、倒壊家屋解体工事の円滑化と工事体制の強化を具体的にどのように図るのかを林業振興・環境部長に尋ねています。
- 第5期南海トラフ地震行動計画の評価と総括
- 減災目標設定とバージョンアップ
- 宅地液状化防止事業の活用
- 海上輸送を考慮した道路啓開計画
- し尿処理の広域的な連携体制の構築
- 倒壊家屋の解体工事円滑化と体制強化
教育行政について
英語教育について、全国学力調査での本県の正答率が全国より低く、その差が広がっていることについて改善策を尋ねています。また、PTA連合組織について、高知市小中学校PTA連合会の退会により県内の約半数の児童生徒が国・県連合から退会している状況や、岡山県での県PTA連合会解散事例を挙げながら、県内小中学校PTA連合組織の存在意義や役割、課題についての見方を尋ねています。
- 英語教育の改善
- PTA連合組織の存在意義と役割及び課題
警察行政について
警察官採用試験の受験者が減少傾向で競争倍率が低下している中、少子化と民間採用の活発化により今後さらに採用情勢が厳しくなることが予想される状況を踏まえ、社会の変化に対応できる優秀な人材確保と育成にどう対応していくのかを尋ねています。また、SNSの闇バイト募集で指示と実行役の動員が行われている匿名・流動型犯罪グループについて、全国的な治安悪化懸念の中でどう取り組むのかを尋ねています。さらに、訪日外国人客が過去最多を記録し、県内の外国人労働者数が10年前の2.8倍に増加している一方で、県内でも外国人による民家敷地侵入容疑の事件が発生している状況について、外国人犯罪検挙数の動向と日本語対応や多言語対応などの外国人への対応にどう取り組んでいるのかを尋ねています。
- 優秀・有用な人材の確保と育成
- 匿名・流動型犯罪グループ対策への取組
- 外国人犯罪検挙数の動向及び外国人への対応
産業振興について
- 優秀な外国人材を送り出してもらうための取組
- 経営基盤強化の支援
- 県産水産物の輸出拡大に向けた課題と取組
- キンメダイ不漁の原因と対策
- SAWACHIの利用拡大に向けた取組
土木行政について
県道改良率が全国ワースト1位にあることから、人口減少や経済低成長を踏まえた県道の必要性検証と、場合によっては市町村道への移管検討が必要であることを指摘しています。また南海トラフ地震に対応するため、長期浸水地域での海岸部から内陸部へのアクセス確保が重要であり、幡多地域では宿毛市南部、大月町、土佐清水市における内陸からのルート脆弱性解消に向けて県道路線の検証・見直しが必要であることを述べています。さらに建設業の働き方改革に向けた工事平準化について、県発注工事が全国平均を下回る状況にあり、端境期の対応だけでなく繁忙期の解消も併せた促進が必要であるとして、年度内の工事の繁閑差を解消するためピークカットにどう取り組むのかを土木部長に尋ねています。
- 時代に合った県道路線見直しの必要性
- 工事の繁忙期解消に向けたピークカットの取組