政治姿勢について
知事に対し、これまで行ってきた政策提言の手応えや成果をどのように受け止めているかについて、その見方を尋ねています。
- 政策提言の手応えと成果
人口減少対策について
人口の自然減が一昨年に7,700人を超え1年で一つの町が消滅するペースで進んでいるなかで、若年層を含めた賃上げの実現をどのように目指していくのか、また全国での未婚率は男性で約28%、女性で約18%と20年前の2~3倍に増加し、高知県の未婚率は男性が約30%、女性が約21%で特に女性が全国2番目に高いなかで、出会いや結婚を後押ししていくことが重要だがどのように取り組んでいくのか、さらに昨年の出生数が過去最少の3,380人となり高知県より規模の小さい島根県や鳥取県よりも少ないなかで、出生数減少の要因をどのように捉え今後の少子化対策強化につなげていくのかについて、子ども・福祉政策部長などに尋ねています。
- 若年層を含めた賃上げの実現
- 出会いや結婚の後押し
- 出生数減少の要因と少子化対策の強化
経済の活性化について
企業誘致について、台湾のTSMC進出や半導体関連産業の全国的な分散立地が進む中での高知県の成果をどう捉えるか、また高知県の強みを生かした今後の取組と、民間企業や市町村との連携による積極的な企業誘致をいかに進めるかを知事に尋ねています。食品分野の輸出拡大について、令和4年に輸出額が初めて20億円を超え過去10年間で10倍になったこと、ユズの輸出が前年比1.7倍に拡大したこと、土佐酒の需要が高まり酒米精米工場の再稼働が予定されていることを踏まえ、ユズや土佐酒、水産物など食品分野のさらなる輸出拡大にどう取り組むかを問うています。また、水産物が中国の影響で輸出が停止している状況から養殖ブリのインド輸出など新たな輸出先を開拓していることや、円安による日本製品の割安感が出てきていることにふれ、輸出に適した新たな品目の開拓について産業振興推進部長に尋ねています。
- 企業誘致の成果と今後の取組
- 食品分野の輸出拡大
- 品目の開拓
防災・減災対策について
能登半島地震の被害を踏まえ、半島地形で交通が寸断された場合の被災地への支援や道路啓開の困難さに触れながら、四国8の字ネットワーク未整備区間の早期着手、国道321号が被災した場合の代替ルートとしての県道中村宿毛線の整備加速、そして老朽化した上下水道施設への対応として応急給水体制の整備と耐震化の推進について、知事や関係部長の認識と取組を尋ねています。
- 四国8の字ネットワーク未整備区間解消への決意
- 県道中村宿毛線の整備状況と今後の見通し
- 応急給水の体制整備と上下水道施設の耐震化
教育について
全国学力・学習状況調査の結果から、中学校の国語と数学が全国平均に達しておらず、英語は全国平均を大きく下回っている状況について質問しています。また、県内では東部と西部は公立中学校が多く、中部は私立中学校の割合が高いという地域の特性が異なることから、それぞれの課題に応じた対応が必要かを尋ねています。加えて、学校の授業以外に勉強を全くしない児童生徒の割合が年々増加していること、平日2時間以上ゲームをしている生徒がスマートフォンの保有率増加とともに全国平均を上回っていることから、家庭学習の充実と学習習慣の確立に向けた学校の取組の改善が必要ではないかと問うています。また、公立中学校では月45時間の残業時間を超えた教員が7割、そのうち4割近くが過労死ラインとされる80時間を超えている状況について触れ、業務支援員の配置や校務支援システムの導入によって教職員の業務負担を軽減し、子供と向き合う時間を確保できるようにすることが重要かを伝えています。
- 学力向上に向けた取組
- 地域の特性や課題への対応
- 家庭学習の充実
- 働き方改革の推進
中山間対策について
中山間地域への対策について、3つの課題に関して質問しています。まず集落活動センターについて、日用品販売や配食サービスなど住民の日常生活に欠かせない存在になっている一方で、発足から10年以上経過して参加者の高齢化や担い手確保といった課題が出ているとして、新たな立ち上げや人材確保の支援など活性化に向けた取組方針を尋ねています。次に移住・定住対策では、昨年度の移住者数が1,185組1,730人で過去最多となったことに触れつつ、中山間地域再興ビジョンで10年後に県外からの移住者5,000人以上を目指す中で、移住者同士の交流機会創設や地域でのサポート体制など定住を後押しすることが重要ではないかと問うています。さらに医師確保について、県内の出産を扱う医療機関10施設のうち7施設が県中央部に集中し、中山間地域では医師の高齢化に伴って後継者が見つからないまま診療科廃止や閉院する事例が出ていると指摘した上で、高知大学医学部の地域枠卒業医師が県内各地で活躍できるよう大学との連携強化など、医師確保に向けた取組の強化が重要ではないかと尋ねています。
- 集落活動センターの活性化
- 移住の強化と定住の後押し
- 地域で求められる医師の確保
特定利用港湾について
高知港、須崎港、宿毛湾港の特定利用港湾指定に関して、これまで南海トラフ地震を想定した実動訓練やテロ対策訓練を自衛隊、海上保安庁と連携して実施してきたこと、防波堤や耐震岸壁、航路の整備により大型船舶の受け入れが可能になること、通常の港湾利用の利便性向上による地域振興のメリットについて説明しています。自衛隊や海上保安庁の利用により災害時に迅速な対応が可能になる意義、厳しい国際情勢を踏まえた防衛体制強化への協力を前向きに検討すべきとの考え、並びに国が丁寧な説明を行う必要性を述べています。