県中央部の海岸における地震・津波対策について
能登半島地震を受け、海岸堤防強化の重要性を痛感した立場から、香南市の海岸後背地に多くの民家や国道55号、土佐くろしお鉄道阿佐線といった主要交通機関が存在する中で、地元住民やまちづくり協議会から耐震化の要望を受けていることを述べています。また、香南市が南海トラフ地震対策を喫緊の課題として津波避難タワーや事前復興計画に取り組む一方で、市や県、国の協力による勉強会や地域の有志の会も立ち上がっていることを紹介しています。さらに、宇佐漁港海岸の施工状況を見学し、香南工区では十分な施工ヤードが確保できず一般的な工法では実現が難しいため、高い技術力と機械力を有する国による直轄事業化が必要であると学んだことを述べた上で、香南工区の直轄事業化の実現に向けてどのように取り組んでいくかを土木部長に尋ねています。
- 香南工区の直轄事業化実現
消防広域化について
県内15本部中14本部が管轄人口7万人未満の小規模消防本部で、人口減少・高齢化が進む中、人員充足率が全国平均より低く救急出動が増加していることから、消防広域化が急務であると述べています。県全域での広域化を目指す方向性と、能登半島地震を経た今の方向性、現在の進捗状況について危機管理部長に尋ねています。また、消防団から署との連携が取りにくくなるのではないか、団も統合されるのではないかといった不安の声が上がっていることに触れ、広域化と消防団の関係性について尋ねています。県域1ブロック化により管轄人口30万人以上が達成され再配置可能人員も創出されることを述べた上で、課題を踏まえた今後の取組について尋ねています。
- 方向性
- 消防団との関係
- 進捗状況
- 今後の取組
少子化について
少子化に関連し、県立あき総合病院と県立幡多けんみん病院における産婦人科の現状と、令和6年4月の働き方改革による医師時間外労働上限規制に伴った両病院の体制整備状況について尋ねています。また、両病院での産婦人科医と助産師の今後の確保、バースセンター化への所見、県内市町村の産後ケア事業の展開状況と課題の解決に向けた取組、産後ケアを受けやすい体制づくりについても尋ねています。出産年齢の上昇により産後回復に時間を要し祖父母からの支援が受けづらい現状、周産期医療の集約化で東西に長い県内において東部西部の県立病院が担う役割、都市部に勤務する産婦人科医がマンパワー不足の病院への勤務をちゅうちょする状況、産後ケア事業に関して困ったことの相談先が分からない声、訪問型産後ケア事業を行う助産師が物価高騰や移動距離による経費圧迫を受けている状況などを踏まえた質問です。
- 働き方改革に伴う県立病院の体制整備
- 産婦人科医・助産師の確保
- バースセンター化
- 市町村の産後ケア事業の状況
- 課題解決
- 体制づくり
思春期の性教育について
本県の思春期の性教育への取組と相談窓口について、教育長と子ども・福祉政策部長に質問しています。スウェーデン発祥のユースクリニックについて学び、若者が避妊方法や性感染症などについて専門家に相談できる場の重要性を認識しました。性教育は運次第という言葉に気づかされ、本質的なところを学ぶことの重要性を認識しています。専門の知識を有する産婦人科医や助産師等が授業を担当することは有効だと考えており、医療機関併設型、自治体運営型、NPO法人運営型といった日本の先行事例も踏まえて、海外のユースクリニックを参考とした相談窓口の普及が必要だと考えています。
- 教育現場での取組
- 相談窓口
山北みかんの振興について
山北みかん産地の強化に向けて、作業性の高い優良農地の確保にどう取り組むかを尋ねています。温州ミカンの消費減少により作付面積と農家数が年々減少する中で、ハウス栽培やレモン、キンカン、せとかなど新品種の導入により収益性を高める経営や、地域おこし協力隊の取組を通じた新規就農者の事例がある一方で、農家からは後継者確保のため急傾斜地の作業条件改善や結婚・子育てに対応した生産規模拡大への切実な希望があることを述べています。また、国内人口の減少に伴うマーケット縮小の中で、品質の高い山北みかんの海外輸出は大きな可能性を秘めており、若い生産者にとって夢を与えるものになると考えるとして、山北みかんの輸出に対するこれまでの取組を聞いた上で、今後さらなる輸出拡大にどう取り組むかを尋ねています。
- 優良農地の確保
- これまでの輸出の取組
- 今後の取組
観光振興について
小規模宿泊施設を拠点とした地域周遊を実現するため、観光協会や商工会との連携によるソフト面支援と、宿泊施設周辺の整備によるハード面支援について観光振興部長に尋ねています。現在、高知市外で事業再構築補助金などを利用した小規模宿泊施設の建設が増えていますが、宿泊施設が高知市内に集中しているため、高知市以外の滞在時間が少ないのが現状です。空き家や未利用の土地を活用した施設には豊かな自然を感じられる立地として新しい価値が生まれる可能性があり、芸西村ではふるさと納税を利用して宿泊施設とハンバーガーショップなど周辺施設の整備を進める事例があります。
- 地域を拠点とする宿泊におけるソフト支援
- ハード支援
北朝鮮による日本人拉致問題について
拉致問題を国家間の課題ではなく人権問題として県民が認識することの重要性を述べ、早期解決には政治的な2か国間による話合いとともに各都道府県の声を大きくすることが大切であると指摘しています。課題の風化防止に向けて次世代への伝承が重要であることを踏まえ、映像による広報が効果的である若年層の理解増進を図るため、アニメめぐみのDVDの活用や教育現場での視聴を含めて、大切な人の自由が奪われたという人権問題としてどう取り組むかについて、危機管理部長および教育長に尋ねています。
- 今後の取組
- 教育現場でのアニメめぐみも活用した人権問題としての取組