人口減少対策について
本県における人口減少対策として、固定的な性別役割分担意識の解消と若年女性の定着率向上のつながりについて尋ねています。本県はジェンダーギャップの点で女性が活躍しやすい土壌であるとされていますが、ジェンダーギャップ解消のみでは若い女性の定着率向上につながりにくいのではないか、また男性育休取得率の向上と出生率には因果関係がないのではないかと問うています。若い女性が就職地を選ぶ際には、勤務地の利便性や友人の有無など、ジェンダーギャップより他の要素を重視することが明らかになっており、人口減少問題の解決にはジェンダーギャップ解消よりもカップリング支援や高い給与と魅力的な仕事の実現、人のつながりを大切にする機運の醸成が重要だと考えられるとして、県民とりわけ若者に人口減少の危機について声がけを行い、知事から高知に残り結婚して子供をもうけてもらいたいとメッセージを発信することについて見解を求めています。
- 固定的な性別役割分担意識の解消と若年女性の定着率向上のつながり
- 県民への声がけ
デジタル化推進について
県庁における行政手続のオンライン化と人材育成・確保について、第1期計画の成果と課題、第2期計画の取組を総務部長に尋ねています。また県内中小企業等のデジタル人材育成・確保に向けて、第1期の成果と課題、第2期の取組方針を商工労働部長に尋ねています。さらに光ファイバーの世帯カバー率が99.53%に達している中での衛星通信サービス導入について、目的と期待される効果、予想される課題と対策を総務部長に尋ねています。加えて運転免許証とマイナンバーカードの一体化に関し、運用開始時期、必要な利用者手続、期待される導入効果を警察本部長に尋ねるとともに、マイナンバーカードのみ所持を選択した場合の免許情報確認方法を警察本部長に尋ねています。
- 県庁の行政手続のオンライン化及び人材の育成・確保
- 企業のデジタル人材の育成・確保
- 衛星通信サービスの導入
- 運転免許証とマイナンバーカードの一体化
- 免許情報の確認方法
南海トラフ地震対策について
能登半島地震で道路寸断による孤立地域の発生や救助活動への支障が課題となったことから、南海トラフ地震でも同様の影響が生じることを想定すべきと述べています。県が平成28年2月に策定した高知県道路啓開計画について、発災後に協定企業の代表者に連絡が取れない場合に作業が進まない可能性、現場代理人の権限や責任の所在が明らかでない課題、浸水区域外に保管された重機へのアクセス問題など、協定先の抱える課題が県計画の外側にあり実効性低下の懸念があると指摘しています。また、南海トラフ地震での地盤沈降による長期浸水被害に備え、平成25年の高知市検討結果以降に高知南国道路の供用開始や浦戸湾の三重防護計画の進展、平成27年の宿毛市検討結果以降に海岸堤防の耐震化とかさ上げが進むなど状況の変化が生じているため、これらを反映させて高知市と宿毛市の長期浸水対策を見直すことが必要ではないかと尋ねています。
- 道路啓開計画の概要
- 協定の実効性を高める取組
- 高知市と宿毛市の長期浸水対策の見直し
教育について
教員の質の向上のため、教員の意識や適性をしっかりと把握して適切な対応を行っているか、また、天皇についての理解と敬愛の念を深めるための教育にどのように取り組まれるか、教育長に尋ねています。秋田県との学力比較から、教員の質の向上に向けてさらなる工夫が必要と考えており、学校教育で天皇についての理解を深める際には平成28年のメッセージを教材として取り上げるべきと述べています。公教育への信頼を高めることが出生率向上の取組の上でも重要であると考えています。
- 教員の意識や適性の把握
- 天皇への理解と敬愛の念を深める教育
林業振興について
低密度植栽導入の背景、造林事業費補助金における林業適地以外の取扱い、そして林業事業体が寄せた懸念について尋ねた。再造林率が4割程度にとどまる中、令和9年に690ヘクタールへの増加を目指す目標に対して、低密度植栽によって植栽量をヘクタール当たり3,000本から2,000本に削減することが提案されているが、事業体からは成長速度の効果が薄まることや、鹿の食害で若木が減少することを考慮すると植栽数を多めにした方が良いという不安の声が寄せられている。また、林業適地とそれ以外の区域にまたがる山林伐採で再植林が条件となる場合、造林事業費補助金がどのように取り扱われるのかを質問しています。
- 低密度植栽導入の背景
- 造林事業費補助金における林業適地以外の取扱い
民間活力の積極的導入について
人口減少に伴い公共資産が余剰ぎみになる一方で、削減一辺倒では町の活力低下につながるとの背景から、質と量を掛け合わせて削減量を上回るサービスを提供する経営感覚が自治体に求められています。これを受け、PFIを単なるコスト平準化ではなく、よりよいまちづくりや質の高いサービス提供を目的として活用し、得られるノウハウや安定的収入を連携事業者や地域プレーヤーの経営安定化に生かすべきことを問うています。県内では平成29年にPPP・PFI導入検討規程が導入された後、五台山公園でPark-PFIが採用された例があることから、限られた資源の中で民間の力を借りながら質の高いサービスを提供するためにPFIを積極的に活用していくことについて、総務部長の所見を尋ねています。
- PFIの活用