政治姿勢について
地方自治法改正について、国の指示権の拡大に対する歯止めが明文化されていないこと、また米軍との一体化という流れの中で自治体が戦争する国づくりに動員されるのではないかという懸念を尋ねています。米軍とのシームレスな統合が日本の戦後の平和国家の歩みを否定する事態と認識するかも問うています。さらに、世界人口白書2023の生殖に関する権利とジェンダー平等についての認識、女性が結婚や子どもの有無にかかわらず働き続けられる環境整備とジェンダー平等の確立が少子化対策の教訓であることについての認識を伺っています。会計年度任用職員の3年目での雇い止めが機械的に運用されていないか、再度任用時の給与決定が勤続による職業能力向上に応じて適切に実施されているか、またドイツなど海外で整備されているシングルマザー支援の養育費立替払い仕組みの導入検討、政府の地方創生策の失敗と東京一極集中が加速している事態への受け止め、最低賃金を全国一律1,500円とする必要性についても尋ねています。
- 地方自治法の改正
- 米軍とのシームレスな統合
- 戦争する国づくりへの自治体の動員
- 世界人口白書2023への認識
- 女性が活躍し続けることができる環境づくり
- 会計年度任用職員の給与
- 3年での雇い止め
- 再度任用時の給与決定
- 独り親家庭への支援策導入
- 東京一極集中の受け止め
- 最低賃金を全国一律1,500円とする必要性
大阪・関西万博への修学旅行について
大阪・関西万博への修学旅行の安全性について質問しています。質問では、万博会場である夢洲で3月28日に爆発事故が発生し、メタンガスの発生がかねて確認されていたことに触れ、消防への通報が事故発生4時間半後だったこと、会場にはメタンガスのほかPCB汚泥の埋設や検出基準を大きく超える総水銀も確認されていることを指摘しています。また、災害時の避難計画が3日間で最大15万人を船舶などで避難させるものであることへの疑問や、爆発事故後も国や文科省が修学旅行を推奨する通知を出し、県教委がそれに追随して通知を周知したことについて、安全性が確保されていないのではないかと問うています。修学旅行は学校教育の一環であり、児童生徒の安全が大前提であること、高知県が修学旅行中の事故で多くの犠牲者を出した歴史があることを述べた上で、県教育委員会が万博を修学旅行の対象としないよう主体的に判断すること、県として補助金を出さないことを求めています。
- 安全性の確保
- 県教育委員会としての主体的判断
- 補助金への認識
農政について
土佐市の農家から、農業生産者の豊かな生活を支える利益を生まないことが農村疲弊と若者離れの原因である、との訴えを受けました。販売価格が市場競争で決まり、生産者の事情やコストが無視されているという指摘です。この現状認識の下、農業に希望が持てるようにするために何が大事かを問うています。また、新規就農者がコロナ禍前の260~270人から210人台に減少していない原因と対策、政府が専業農家に限定した支援を強いているのに対し、新規就農者の減少と人口減少が続く中では兼業農家や半農半Xなど多様な生産者への支援が必要ではないか、という指摘をしています。加えて、有機農業者からは生産面や販売面で課題があると聞いており、有機農業者やこれから有機農業を始める方への支援にどう取り組むのかを尋ねています。
- 農家の現状と希望が持てる農業
- 新規就農者数がコロナ禍前に戻らない原因と対策
- 有機農業者への支援
地消地産について
スマート・テロワール展開と物部川流域での循環型農村経済圏づくりについて、以下の内容で質問しています。スマート・テロワールとは、地域の自然環境に生産技術と消費活動を加えた概念で、耕畜連携、農工連携、工商連携、地消地産で構成されます。6次産業化の個人戦に対して、各業種の専門分野を生かした団体総力戦であり、10万人から数十万人、本県では一級河川流域の規模が想定されています。人口減少が進む本県では、地域で循環する仕組みをつくり、誇りの持てる暮らしやすい地域社会を築くことが人口減少を食い止める力になると考えています。現在、資材やエネルギーなど県内で生産すれば県内で回るお金が多く県外に出ており、地域内での加工や販売を通じて新たな産業と雇用を生み出すことが大切です。一定の広域でプラットフォームをつくり、地域循環型の産業構造を築くことが持続可能な地域につながるとしています。物部川流域には豊かな自然、歴史文化、農業、交通の便、多数の事業所、大学研究機関が揃っており、このモデル地域で農業を軸に再生エネルギーも含めた循環型農村経済圏ができれば地域活性化が図られると考えています。地域外への経済流出を抑え、地域外からの収入を増やし、新しい商品開発と雇用の質向上を進めることが重要であり、嶺北地域との連携を視野に入れた物部川流域での分野横断の循環型農村経済圏づくりと、そのための総合的な協議会や話合いの場の設置について、知事の所見を求めています。
- スマート・テロワールの展開
- 物部川流域での循環型農村経済圏づくり
UIターンサポートセンターのパワハラ問題について
UIターンサポートセンターで2020年から5年足らずの間に定数の8割に当たる約20人が相次いで退職し、人材が定着していない異常な状況が続いていることについて、県がこれまでどのような対応を取ってきたのかを尋ねています。また、予定している第三者委員会の委員構成について、公正な調査を期待しつつ説明を求めています。さらに、調査結果は県民に公表されるべきものとして、調査報告結果の公表時期について、また、トップによるメッセージ発信、就業規則に関係規定を設けることなどを含むハラスメント再発防止のための取組について伺っています。
- 対応
- 第三者委員会の委員構成
- 調査報告結果の公表時期
- 再発防止の取組
公共交通について
市町村がバス代替のためにデマンド交通やコミュニティーバス運行を行うことで負担が強まっている状況を踏まえ、県の支援状況をどのようにしているかを尋ねています。また、昨年度の改正地域交通法で導入されたエリア一括協定運行事業により、黒字赤字にかかわらず自治体が一定エリアのバス路線運行に対して事業者を支援することが可能になり国の補助もあることから、運転士の処遇改善を支援の条件にして労働条件を公的に保証すれば運転士不足が解決するのではないか、またはこの制度を活用してとさでん交通への支援をすべきではないかを問うています。
- デマンド交通やコミュニティーバス運行に対する支援
- エリア一括協定運行事業を活用した支援
地域医療体制について
診療報酬改定に伴う特定疾患療養管理料の見直しについて、糖尿病など3疾病が除外されたことは実質的な廃止に等しいものであり、これら3疾病が特定疾患療養管理料の90%を占めることから、内科系診療所を中心に月額100万円単位の収入減が見込まれることを尋ねています。また、医科診療所の再診回数に占める特定疾患療養管理料の割合は内科で67.4%、外科で44.6%、小児科で36.2%、泌尿器科で24.1%であり日常診療の大きなシェアを占めていることから、患者対応のハードル上昇や治療中断の懸念があり、生活習慣病管理料Ⅱへの移行後も平均月15万円程度の減収が見込まれることを踏まえて、県内診療所での医師の廃業や継続意欲喪失が発生している状況があることを指摘しています。さらに、今回の診療報酬改定は医療効果ではなく医療費削減に着目したものであり糖尿病重症化予防に逆行すること、および県の血管病対策と糖尿病性腎症透析予防強化プログラムへの影響について調査する考えがないかを尋ねています。
- 特定疾患療養管理料の見直しによる影響
- 診療報酬改定への考え
障害者の自動車税減免について
高知県の自動車税減免制度が通院・通学に限定されており、社会活動への参加は対象外とされていることについて質問しています。他県では要件を緩和し、鳥取県は日常生活における移動を含め、佐賀県は令和5年度から使用目的や使用回数の要件を廃止し、香川県も買物や交流活動等を対象範囲に加えています。障害者の社会参加を広げる取組として他県の見直しから学ぶべきではないか、また本県でも使用目的に社会参加の視点を加えるよう求めています。減免には交付税措置も取られており、実際に障害1級の者が通院とともに卓球クラブ送迎に車を使用しても減免対象外とされた事例もあります。