半島地域における構想路線の早期具体化について
南海トラフ巨大地震は今後30年以内に60~90%程度以上の確率で発生が予想されており、土佐清水市では最大34メートル級の津波が想定される中で、構想路線を具体化し命を守る防災インフラとして早期整備を進めるべきではないかと知事の見解を尋ねています。令和6年能登半島地震では幹線道路が寸断され奥能登地域が10日以上孤立するなど、過去の大規模災害では道路の早期確保が復旧・復興のスピードを決定づけることが明らかになっています。土佐清水市と室戸市は代替ルートが極めて限られ孤立期間が長期化するおそれが高い半島地域特有の地理的脆弱性を抱えており、国土交通省南海トラフ巨大地震対策計画第4版では命を守る対策と命をつなぐ対策の重点にインフラの強靱化が明記されています。災害後の早期復旧・復興と地域の持続的発展のため、構想路線の早期具体化を国に対して強く要望すべきと考えるが、県としてどのように取り組むのか具体的な方針を知事に尋ねています。
- 防災インフラとしての整備
- 取組方針
教育の振興について
児童期の自尊感情が低いと不登校やいじめにつながり、学力向上にも影響するため、講師招聘や遊びの活性化、コミュニケーション能力の形成、対人関係スキルの学習機会など、教師の意図的な教育実践を通じて自尊感情や思いやりを育むための取組と支援について教育長に尋ねています。また、学校だけでなく地域や福祉と連携した支援体制の強化、デジタル技術活用の質を高めるための教員研修と好事例の横展開、子供たちと関わり成長を感じられる環境づくりによる教員の働きがい向上、そしてメンター制度や校内研修を通じた若手教員の育成と経験豊富な教員との知見継承の場づくりをどのように進めていくのかについて、教育長に伺っています。
- 自尊感情や思いやりを育むための取組や支援
- 連携した支援体制の強化
- 教員のデジタル技術活用の質を高める取組
- 働きがいを実感できる現場づくり
- 教員の育成と知見の継承
農産物のブランド化と農地保全について
農産物のブランド化と農地保全について、県の支援方策と仕組みづくりを尋ねています。土佐清水市宗呂地区のお米をブランド化し、蛍の保護など環境への配慮をホームページでPRしてふるさと納税返礼品として出品した取組では、6月下旬に全国ランキング1位になったことを紹介しています。品質や地域性を打ち出すことで収益が向上し、農地を維持する力が高まること、農地が適切に管理され美しい景観が保たれることが農産物にストーリー性や信頼性を与えることから、ブランド化の取組と農地保全活動は相乗効果を生む車の両輪であると考えており、県としてこれらを支援する方向性と、地域内外の人々が農地保全に関わりやすくなる仕組みづくりをどのように進めるのかについて、農業振興部長に尋ねています。
- ブランド化への支援
- 農地保全に関わりやすくなる仕組みづくり
水産業のデジタル化と漁業振興について
メジカ漁場予測システムの漁業者への普及促進と他魚種への拡大、産地市場のスマート化の評価と県内全体への展開、水産業のデジタル化による担い手確保について尋ねています。漁業者がこのシステムを使う場合、漁獲量や価格の安定、燃料の節約、負担軽減などの効果が期待されることや、急潮や二枚潮の予測にコンピューターが活用されていることを挙げています。また、デジタル技術の活用は漁業の効率化だけでなく、新しい技術を使いながら働けるという魅力を生み出し、若い世代の関心や担い手確保につながる取組だと考えていることを示しています。
- メジカ漁場予測システムの普及と他魚種への拡大
- 産地市場のスマート化の評価と県内全体へ広げること
- 担い手確保につながるデジタル化
デジタル人材の育成支援について
県としてデジタル人材の育成にどのように取り組んでいるのか、また産業のデジタル化をさらに加速するためにどのようにデジタル人材の育成支援策を強化していくのかについて、商工労働部長に尋ねています。企業におけるデジタル人材の価値がますます高まっており、デジタル人材の育成と活躍は本県産業の振興に欠かすことができないとしています。
分散型ホテルの推進について
窪津地区で漁村文化の発信や地域体験を含む分散型ホテルが展開されており、空き家改修費や宿泊棟増設資金、体験コンテンツ開発など地域だけでは乗り越えにくい課題があります。窪津地区をモデル地区として、県が空き家改修や宿泊棟増設、体験コンテンツ造成などに対して重点的な支援を行うよう求めています。
- 窪津地域での拡大
- モデル地区としての重点的な支援
中山間地域における福祉・介護の課題について
土佐清水市の高齢化率が51.8%と全国平均を大きく上回り県内最高水準であることを踏まえ、要介護認定者や介護保険給付費の増加、独居高齢者の増加など地域の生活を支える力が求められている状況にあります。介護人材の確保が全国的傾向と同様に困難で、在宅医療・介護連携を担う専門職の不足も課題であり、限られた人員では今後の持続性を考えると県としての支援が不可欠であることから、過疎地域で働く人材への支援をどのように強化するかを尋ねています。また、独居高齢者の増加、地域のつながりの希薄化、移動手段の不足、見守り体制の強化といった課題を踏まえ、県として市町村や社協と連携し生活支援体制整備をどのように後押ししていくかについても尋ねています。
- 介護人材の確保
- 生活支援体制の整備