何人が移り住んで、どこから来て、どの世代が多いのか。県が毎年公表している数字を並べました。
統計を取り始めた年と比べると、桁が変わっています。
高知県が移住者数の統計を取り始めたのは平成23年度です。その年の移住者は241人(120組)でした。
令和6年度は2,241人(1,734組)で初めて2,000人を超え、令和7年度は2,450人(1,886組)。人数・組数とも統計開始以降の最多を更新しています。
14年で10倍以上。新型コロナの影響で令和2年度に一度減りましたが、その後は再び増加に転じ、右肩上がりが続いています。
相談の入口も広がっています。移住相談者数は平成23年度の1,254人から、令和6年度は5,446人と過去最多になりました。
一方で、令和7年度は県が掲げる目標2,700人には届きませんでした。県は就業支援の強化を進めるとしています。
年代別に見ると、はっきり偏っています。
| 年代 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 20代以下 | 981人 | 48% |
| 30代 | 342人 | 17% |
| 40代 | 235人 | 12% |
| 50代 | 233人 | 11% |
| 60代以上 | 234人 | 12% |
20代以下だけで全体の約半分。30代までを合わせると65%になります。
「移住」と聞くと定年後のイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際に高知へ移り住んでいるのは働く世代、それも若い世代が中心です。
県は、デジタルマーケティングの活用と、高知で暮らす女性・若者の姿を発信するプロモーションによって新規相談者が増えたことを、成果の要因に挙げています。
移住前の住所地です。
| 移住前の住所 | 組数 | 割合 |
|---|---|---|
| 大阪府 | 92組 | 19% |
| 東京都 | 74組 | 15% |
| その他関東 | 68組 | 14% |
| 四国 | 58組 | 12% |
| 中国 | 46組 | 9% |
| 東海 | 32組 | 6% |
| その他 | 37組 | 8% |
最も多いのは大阪府で19%。次いで東京都15%、その他の関東14%です。
大阪と東京、そして関東圏を合わせると約半分になります。高知から見た「人が出ていく先」と「人が入ってくる元」は、同じ都市圏だということです。
四国内からの移住も12%あります。近隣県からの移動も一定の割合を占めています。
8年連続で、34市町村すべてに移住者がいます。
令和6年度の市町村別では、高知市が753人で最多。次いで香南市185人、四万十市116人でした。
注目したいのは、8年連続で34市町村すべてに移住者がいることです。県庁所在地に集中しているわけではなく、中山間地域を含めた県内全域に人が入っています。
ただし、市町村ごとの人口規模を考えると意味は変わります。人口の少ない町村にとっては、数人の移住でも地域に与える影響は小さくありません。
増えている数字を、減っている数字と並べてみます。
すべて高知県の公表資料です。
移住者数は、県と市町村が把握できた人数です。集計方法の都合上、年代別・住所地別の内訳は総数と一致しないことがあります(年代不明を除く実数、県が把握した組数のみ、など)。詳しい定義は出典元をご確認ください。
移住の相談窓口や支援制度については、県の高知家で暮らす。(県の移住ポータルサイト)のページをご覧ください。